プロ3年目の大堀裕次郎(24)は4バーディー、2ボギーの70で3打差13位発進した。

 イン10番スタートで13、14番と連続ボギーが先行。だが、16番で3メートルのパーパットを入れて悪い流れを止め、18番パー5では第3打を1メートルにつけてバーディーとすると「後半はいい感じで回れました」とアウトで3バーディーを奪った。「我慢強くできました。今の一番の課題なんですけど」と照れ笑いした。昨季チャレンジツアーで1勝し、今季はツアーが主戦場。「早く優勝したい、早く結果を出したい」という焦りから、ショートパットのミスや我慢強さに欠けるプレーが出るという。

 13年日本アマ優勝の大器も、誰もがぶつかるプロの壁と戦っている形。一方でツアー6勝の武藤俊憲(38)に合宿に誘ってもらったり、「びびらずにプレーしろ」と励まされている。上位争いが狙える位置からのスタートを結果につなげられるか。