男子ゴルフツアーを統括する日本ツアー機構(JGTO)は27日、青木功会長となって最初の理事会を東京都内で開き、2014年に出場義務の5試合を満たせなかった松山英樹に科した制裁を取り消すことを決めた。

 松山は13年秋から米ツアーを主戦場とし、出場義務5試合の規定は14年3月に追加された。松山が払った制裁金80万円は返金する。青木会長によると、松山は15年から登録していなかった日本ツアーのメンバーに復帰する見通し。

 19日まで行われた全米オープン選手権で松山と話し合った青木会長は「また日本ツアーに参戦したいと喜んでいた」と明かした。今後は規定自体を撤廃する方針という。

 また、商標を持つ日本プロ協会と連携し「PGAツアー」の呼称を来年から利用していく方針が確認された。