22日に開幕する女子ゴルフのセンチュリー21レディースの練習ラウンドが21日、静岡・伊豆大仁CC(6553ヤード、パー72)で行われた。

 日本ツアーに初参戦する米注目のアマチュア2人も、そろってコースをチェックした。18歳のシエラ・ブルックス(米国)は世界アマチュアランク5位。いずれも予選落ちとなったが、ANAインスピレーション、全米女子オープンと今季メジャー2試合にも出場している。その実力とルックスから、ポーラ・クリーマー(29=米国)に続く存在として期待されているという。

 平均飛距離265ヤードのドライバーショットに加え、小技も巧み。憧れの選手は米ツアー通算9勝で同じコーチに師事しているチェ・ナヨン(28=韓国)。「できるだけ上位に行けたら」と意気込みを語る。来日時にはクラブなど荷物を積んだ飛行機に「チケットの不具合で」搭乗できず、急きょフロリダ州オーランドから西海岸のロサンゼルスまで移動する羽目となった。ドタバタで訪れた2度目の日本だが「初めて食べたトロがおいしくて、すごく好きになった。家に持って帰りたいくらい」と満喫している。

 20日に13歳になったばかりのシンディー・コウ(中国)は9歳から米国に渡ってIMGアカデミーで腕を磨く。2つのツアーで年間最優秀選手となり、40勝以上を挙げている。「好きなコースです。グリーンは少し傾斜がきついですが、好きですね。(自分のプレーの特徴として)パターさえ入れば、すごくいいスコアが出せると思う」。自信たっぷりに話す一方で、年相応の初々しさものぞかせた。「アイライク、ウドン。アメリカで食べるうどんやすしと、本物は全然違いますね」と笑っていた。