第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、菊地絵理香(28=オンワードホールディングス)が第2ラウンドを4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算5アンダー、139で首位と1打差の2位に浮上した。

 前半の5、7番と2つあるロングホールでいずれも2オンに成功。悠々とバーディーを奪った。難しい9番パー4は残り150ヤードから8番アイアンで3メートルにつけてバーディー。最終18番は1メートルをしっかり沈めてバーディーフィニッシュとした。「横風で難しかったし、その中をノーボギーで回れた。それも含めてナイスプレーかなと思います」とうなずいた。

 昨年大会2位。昨年からインとアウトを入れ替えているコースとはいえ、相性の良さをうかがわせるが「あんまり…。アップダウンはありますし、横からの風が難しいので。出球を間違えると良くない位置にボールが止まるので、イメージがしにくい。風が難しい印象があります」と笑って否定する。

 昨年は最終日に6打差から猛チャージで追い上げての2位だった。今年は最終日最終組とあって「緊張しないところで回るより、優勝を意識して回れる方がいい。楽しみですね」と燃えている。次週の海外メジャー、全英リコー女子オープンの出場を辞退したのは「残りの試合を勝ちにこだわってやりたい。それが一番(の理由)です。泥くさくても、たくさん勝つことが今は大事だと思っている」から。自身初の年間複数優勝へ、首位の木戸愛(26=ゼンリン)を追いかける。