金田久美子(26=スタンレー電気)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算3アンダー、141で首位と3打差の5位と優勝圏内に浮上した。

 1番でいきなりの3パットボギー。「距離感があってなくて、自信がなかった」。それでも、ラウンド中にキャディーに素振りを見てもらいながら修正。4番で7メートル、15番ではカラーから10メートルのバーディーパットを決めるなど「切り替えて最後までできたかなと思います」とうなずいた。

 21日に母校のクラーク記念国際高が初の甲子園出場を決めたばかり。「(優勝の瞬間を)見てはいないんですけど、野球は好きですし、興味はあります。すごいですよね」と声を弾ませる。「届く位置ではあるかなと思うので、自分なりのいいゴルフをしていきたい。びびるゴルフじゃなくて、攻めるゴルフで」。母校の快挙もモチベーションに、11年フジサンケイレディース以来の2勝目に挑戦する。