金田久美子(26=スタンレー電気)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで首位発進した。昨年大会は4位に入っており「好きなコース、いいイメージのコースで、いいゴルフができた」と納得の表情を浮かべた。

 好スコアを支えたのは「昨日は3、4年ぶりくらいに感覚が良くて、打ちたいと思ったところに真っすぐいった」と話すほど、手応えを感じていたショットだ。今季は「風が強い時ほどショットが良かった」。強風で最終ラウンドが中止となった5月のリゾートトラストレディースでも、その傾向が顕著だった。

 金田なりに要因を分析して導き出した答えは「風が強いと、倒れないようにドシッと構えるから、重心が安定する。体幹で打つ感覚になる」。この日は風速2メートルと穏やかなコンディションだったが「6メートルの風」をイメージしてプレーしていたという。4番で残り106ヤードの第2打を48度のウエッジで放り込んだイーグルは「会心のショットじゃないと届かない距離」と胸を張る。

 11年フジサンケイレディース以来の2勝目へ「最近優勝争いにも絡めていない。明日もいいゴルフをして、最終日も楽しいゴルフができるように」と控えめに意気込んだ。