大江香織(26=アルパイン)は今季2勝目に惜しくも届かなかった。

 6バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダー、210でホールアウト。最終18番では3メートルのバーディーパットをねじ込む会心のラウンドだった。最終組が伸び悩み、イ・ボミ(28=延田グループ、韓国)、全美貞(33=真露、韓国)と三つどもえのプレーオフに突入することになったが「(準備は)何もしていないです。全く考えていなかったので…」。

 18番パー5を繰り返すプレーオフ1ホール目。先にピンそば1メートルにつけたイ・ボミに対し、大江の第3打はグリーンを捉えたものの、長いバーディートライを残した。2パットのパー。第3打でグリーンを外した全美貞もパーとなり、勝敗は決した。「むしろ、2位までいくと思っていなかったです。9(アンダー)で…」と本音をのぞかせていた。