鈴木愛(22=セールスフォース)は晴れやかだった。「スタートしてすぐ雨が止んだ。午前中は風雨が強かったのに。ラッキーでした」。

 自他共に認める大の雨嫌い。午後組だった幸運を生かし、5バーディー、1ボギーの68。終わってみれば、通算7アンダーで2位に4打差をつけ、首位に立っていた。

 もちろん、運だけではない。予選カットラインは今季ツアー24戦目でワーストタイの通算6オーバーとなった難コースを「今まで経験したゴルフ場で1番目か2番目に難しい」と説明。「選手権(2週後の日本女子プロ)の練習のつもりで、あまりプレッシャーを自分にかけずにプレーしています」とリラックスを心掛けていることも奏功している。