強風の中のプレーで、石川遼(24)は序盤こそショットを乱したが、「8番ぐらいから修正できました」。

 14番では残り40ヤードの第2打がカップの縁で止まってバーディー。「入ったと思いました。最後が逆目の高麗の分、キュッと止まりました」。15番からの残り4ホールはすべて1パットパーでしのいだ。最終日は悪天候の予報だっただけに「何が起こるか分からないので、1位であがりたかった」と振り返った。

 また、この日は米ツアーから11月のW杯(オーストラリア)について、出場権を持つ松山英樹(24)の指名を受けて石川が出ることが発表された。同時期には石川の所属先の大会であるカシオ・ワールド・オープン(高知)があるが、「自分の中で英樹と組んでW杯に出たいという強い気持ちがあったので、カシオさんにそれを理解していただいて、僕ら2人を送り出してくれることになりました」と経緯を説明。松山とは「本当に優勝だけ目指してやっていこう」と話したという。