米女子ゴルフのカナダ太平洋女子オープンは26日、カルガリー郊外のプリディスグリーンズ・クラブ(パー72)で第2ラウンドが行われ、横峯さくら(30=エプソン)は67で回り、68と伸ばした宮里藍とともに通算7アンダー、137で首位と5打差の9位に浮上した。宮里美香、野村敏京、上原彩子はいずれも通算3アンダーの36位で決勝ラウンドに進んだ。64をマークしたアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が首位に立った。

 横峯は第2ラウンドで6バーディー(1ボギー)を奪った。「ショットがすごく良かった。しっかりピンを狙えたと思う」と言葉にも自信がにじんだ。

 2番から3連続バーディーを奪うと、7番からは2連続バーディー。10番こそボギーとしたが、ロングホールの12番できっちりバーディーを取り返した。好感触のショットに支えられてスコアを伸ばした。

 五輪で試合がなかった間は日本ツアー2試合に出場。この時期に「米ツアーの選手は1メートルくらいのパットをカツンと打つ。それでないと通用しないと思ってプレーしてきたが、自分のスタイルは『ジャストタッチ』だと思う」とパットに整理をつけた。「上りのパットを強く打たなきゃという感覚がなくなって、自然に入っていけるようになった」と手応えを得た。

 決勝ラウンドに向け「バーディー合戦になると思うので、しっかり伸ばせるよう頑張りたい」と力を込めた。