男子ゴルフのフジサンケイ・クラシック(9月1日開幕、山梨・富士桜CC)のプロアマ戦が31日、同コースで行われた。

 今季国内ツアー2戦目となる14年大会覇者の岩田寛(35=フリー)はプロアマ戦に出場せず、午後から練習ラウンドでイン9ホールを回った。

 今季から主戦場となった米ツアーで苦しみ、大会後には来季出場権をかけた米下部ツアー入れ替え戦が控える。「(今週の試合で)ちょっとしたこと(良くなるきっかけ)が見つかればいい」と話すが、悩みは深い。

 練習後、ため息をつく岩田の横を通りかかったのが久保谷健一(44=フリー)。12年日本オープンなど通算6勝で米ツアー参戦経験もあるベテランから「ショットで苦しんでるかもしれないけど、パターがうまいんだから(ショットで悩みすぎずにパットを)入れまくればいいんだよ。パターが入っていれば(その間は)ショットも気が楽になる」と助言された。

 「パターはツアーで一番うまいんだから」という言葉には「いやいや…」と苦笑交じりに首を振った岩田も、少しは心が軽くなった様子。「なんか、ごちそうさまです。それでいきます」と感謝していた。