日本プロゴルフ協会(PGA)の定例理事会が5日に都内で行われ、倉本昌弘会長(60)が会見に出席した。

 会見の中では、PGA公認教材として販売を予定している「スピンアクシス」を紹介。クラブのフェースの向きなどによってボールの回転軸がどう変わるかが分かり、ボールがなぜ曲がるかを物理的に理解できるというもの。倉本会長は「プロが頭の中で分かっていることを可視化できるので、生徒にも分かりやすい。クラブのフィッティングにも役立つと思う」と解説した。

 リオデジャネイロ五輪の五輪対策本部強化委員長も務めた同会長。日本ゴルフ協会の山中博史専務理事と話し、リオ五輪の総括を含めたミーティングを行う意向を確認したという。今回は世界ランク上位2人が代表となる形だったが「(20年東京五輪に向けて)ワールドランキングを上げる方法はある。日本国内にいれば上がらない。例えば大学生をアメリカに留学させるとか、実際に海外のチームはオリンピックに関係なく(強化策を)やっている。その辺も含めて、リオよりもはるかに対策はできるはず」と私案の一端を披露した。