香妻琴乃(24=サマンサタバサ)がノーボギーの67で6位につけた。

 3、5、8、12、18番とまんべんなく5バーディーを奪取。うち4個は80ヤード弱の残り距離を、ウエッジでチャンスにつけた。「1つ危ないのがあったけど」とノーボギーを満足そうに振り返りつつ「ショットはミスも多くて。縦の距離は合っているけど、横のブレが気になった」と満足はしていない。

 14年の日本女子オープンで腰痛を発症。「ヘルニアの一歩手前」という持病に苦しみ、1年前にはオーダーメードのマイ枕と、体に優しいマットを約7万円で購入。持ち運びながらツアーを転戦するなど体調とうまくつき合いながら、戦う日々が続く。

 この日は宮崎・日章学園高の6年後輩で、現在同高3年のアマチュア三浦桃香と同組で回った。「ツアーで同組は初めてですね。6つも年が離れているので『後輩』というより『かわいい妹』という感じです」。新鋭の柏原明日架も同高の3年後輩。2人を「モモ」「アスカ」と呼ぶ香妻が“お姉ちゃん”の貫禄を見せ、優勝争いに加わる。