首位から出た香妻琴乃(24)は5番までで3バーディーを奪いながら、その後停滞気味だった。「途中からショットがあまりよくなくて、修正できなかった」。原因は「足が動かない。腰が止まっていて、上体だけで打ってしまった」と自己分析した。

 初めて首位からのスタートを経験し、「(順位的に)気持ちに余裕があったというか、落ち着いてできました。特別な緊張感はなかった」と振り返る。最終日は首位の申ジエ(韓国)を追う立場に。「目標は優勝だけど、ベストを尽くすことに集中して、あまり周りを気にせずにプレーしたい。スコアを伸ばそうとすると力が入り過ぎてしまうことが多いので、数字を追いかけずに、そのホール、そのホールのマネジメントをしっかりやっていきたい」と意気込みを話した。