笠りつ子(28)は1打差の3位だった。18番パー5で3メートルのバーディーパットを決められず、プレーオフに残れなかった。

 「下りのフックライン。全然読めなかったです」。打った感触も「弱いと思いました」。球はカップ際で左に切れた。それでもそこまでのプレーは「気持ち的には楽に、気合を入れすぎず、自分のゴルフができた」と振り返る。次週は日本女子オープンのビッグタイトル。「来週は来週で切り替えて、全く違う(コース)セッティングだと思うので、その中でやっていきたい」と意欲的だ。

 また、単独3位で年間獲得賞金で自身初の1億円を突破。「うれしいです」と言うと同時に「通過点です」とも。早くも次の目標を設定しているようだが、その内容は「まだ言わない」といたずらっぽく笑った。