松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算6アンダーの274で5位となった。

 スタート時と同じ首位と3打差で折り返し、11、12番で連続バーディー。しかし、前日トリプルボギーをたたいた14番でティーショットを右に曲げてパーオンに失敗。2メートルのパーパットも入らず、この日初のボギーをたたいた。最終18番パー5はティーショットが右のラフに入り、第2打はフェアウエーに出すだけ。第3打をグリーン左に外すと、第4打のアプローチが傾斜で戻され、結局5オン2パットのダブルボギーフィニッシュだった。

 ホールアウト後のインタビューでは淡々とした口調に悔しさがにじんだ。「相変わらずショットが良くなくて、必死に拾う形だったんですけど、最後にボロが出ちゃいました。このコースでこのポジションにいられたのは、少しは成長したのかなと思うけど、プレー内容は全然成長していない。またこの来年コースに戻ってきて。いい成績を残せるようにしたい」。

 それでも、30人だけが出場できるエリートフィールドに3年連続で進出。優勝争いの末に初めてトップ10に入ったことは価値がある。フェデックスポイントランク、年間獲得賞金とも自己最高を更新した米ツアー本格参戦3シーズン目を終えた。