米国ゴルフ界の“キング”アーノルド・パーマー氏が25日、心臓疾患による合併症のため、米ペンシルベニア州ピッツバーグの病院で死去した。米国ゴルフ協会が発表した。87歳だった。1950年代から活躍し、米ツアー歴代5位の62勝、マスターズ4勝などメジャー通算7勝を記録。ジャック・ニクラウス(76=米国)ゲーリー・プレーヤー(80=南アフリカ)とともに「ビッグスリー」と呼ばれた。

 ライバルの訃報に接したニクラウスは自身のフェイスブックなどで悲しみをつづった。「偉大な友人を失ってショックを受けている。彼がゴルフ界をここまでリードしてきた。ゴルフだけでなく、スポーツ界のパイオニアであり象徴。これからもずっと私たちの“キング”だ」。プレーヤーも米ツアー公式サイトにコメントを寄せ「我々は競い合っていたが、大きな尊敬と愛情があった。アメリカだけでなく、全世界で彼は偉大な象徴だった」と悼んだ。