女子ゴルフの国内メジャー第3戦、日本女子オープン(29日開幕、栃木・烏山城CC)の練習ラウンドが28日に同コースで行われた。

 昨年スポット参戦した日本ツアーでワールドレディースサロンパス杯、日本女子オープンを勝って衝撃を与えた田仁智(チョン・インジ、22=韓国)が今年も来日。「今年はオリンピックもあって出られていなかったので、日本でプレーできることがうれしい。今週、この場にいられて幸せです」と笑顔で話した。

 米ツアーでも昨年の全米女子オープン、さらに直近のエビアン選手権を制し、日米の4勝全てがメジャーと大舞台での強さが際立つ。秘訣(ひけつ)について「メジャーならではの厳しいコースセッティングで、自分のいいところがはまるというのが1つ。あとは、自分が14本のクラブでどれが得意とかではなく、全てのクラブを(まんべんなく)使えるのがうまくいっているのだと思います」と分析する。

 早くも20年東京五輪出場に意欲を示している22歳。今大会も優勝候補筆頭のオールラウンダーは「メジャー大会はプレッシャーを感じるけど、プレッシャーを自分の力に変えていく、それも楽しみの1つです」。柔和な笑みには貫禄すら漂っている。