今日29日に開幕するゴルフの日本女子オープン(栃木・烏山城CC)で鈴木愛(22=セールスフォース)が、日本人では09年の諸見里しのぶ以来となる国内メジャー連勝を狙う。3週前の日本女子プロ選手権で今季2勝目を挙げ、海外勢による国内メジャー連勝を7でストップ。「(連勝で)取りたい気持ちはあるけど、選手権の時も4日間自分のプレーに徹したことが良かった。自分のプレーを4日間できれば」と強調した。

 再来年の米挑戦を見据える上で貴重な機会だ。28日の練習は米ツアー組の宮里美香とアウト9ホールを回った。プレーの合間に「来年以降の米ツアーのことを相談しました」と宮里を質問攻め。本番でも、直近のエビアン選手権を制してメジャー2勝を挙げている昨年大会覇者の田仁智(韓国)と決勝ラウンドでの同組を熱望。「彼女(のスコア)について行きたい。一緒に回って、マネジメントの勉強もできれば」と話す。

 国内メジャーの中でも特に権威があるとされる日本女子プロ、日本女子オープンの日本人連勝となれば77年の樋口久子までさかのぼる。夢への足掛かりとなる自信をつかみにいく。【亀山泰宏】