賞金ランク1位谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)は14年ツアー選手権以来、実に2年3カ月ぶりの首位発進を決めたが、こぼす言葉は景気の悪いものばかりだった。

 上がり2連続を含み、後半アウトで3バーディーを奪い、前半インも2バーディー、1ボギーにまとめて、68をマークした。しかし、開口一番に「は~…」。「ショットがわかんない。岩田寛的に言うとお先真っ暗。原因がわかれば苦労しないけど、原因不明。これは松山(英樹)的な感じ」と東北福祉大の後輩がこぼしがちなセリフで、心境を表現した。

 先週のダイヤモンドカップ(パー70)の第2日に73を打った。「そのぐらいから今の症状が出てきて。ショットで思うような球が出ないと、本当に気持ちが悪い。最近の天気と一緒。 ぼちぼち晴れ間が出てくれないかな」とこぼしまくっていた。