柏原明日架(20=富士通)が4バーディー、3ボギーの70で回り、通算2アンダーの140で首位と3打差の3位につけた。

 最難関の17番パー4(490ヤード)では、2日間で7つしか生まれなかったバーディーのうち1つを記録した。「ピンが左だったので、(グリーンの)センターに乗ればいいと。思った通りに打てて、(パットの)ラインも上りだったし、思ったところにいってバーディーが取れた。キャディーさんとの作戦勝ちですね」と笑顔で話した。

 昨年大会は最終日最終組を経験。首位タイで迎えた17番でティーショットをグリーン左の池に落としてトリプルボギーとなり、国内メジャー初の10代優勝を逃した。「練習ラウンドの時、17番は左に池がないかチェックしましたけど(笑い)、周りのみんなが思っている以上に去年のことは考えていない。1年でいろんな経験をしているので」と頼もしい。

 今季は開幕2、3戦目に2試合連続2位。初優勝への期待を抱かせるスタートだったが、5月以降はトップ10に入れていない。メンタルトレーニングの本を読みあさるなど、浮上のきっかけを模索してきた。「(気持ちの切り替えが)前よりはできるようになったし、ここ最近では一番いいんじゃないですかね」とうなずいた。