ツアー2勝目を狙う片岡大育(27=Kochi黒潮CC)は予選2日守った首位から2打差3位に後退したものの、落胆した様子は見せなかった。

 「前半で3つスコアを伸ばして、後半もそのまま行ければよかったけど、まあしょうがないです」

 終盤5ホールで2ボギーし、スコアを落とした中にも収穫がある。ホール別難易度1位の16番パー3。グリーン右がバンカーと斜面、左側は崖が迫る。第1打はその左崖下と最悪の結果だったが、第2打をグリーン反対側のバンカーに入れ、アプローチを寄せてボギーでこらえた。

 「第2打のバンカーは狙いました。あそこで崖下からグリーン手前ぎりぎりを狙ったら、大けがにつながる。第1打を打った瞬間は(ダブルボギーを)覚悟しましたからね」とミスを広げなかった判断に満足そうだった。