アマチュアの勝みなみ(18=鹿児島高3年)は1イーグル、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい72。前日は後半ショットが乱れながらも、最終ホールで改善へのひらめきがあり、復調の手応えがあった。ポイントはバックスイングでスエーするため「左足を粘ること」と、スイングのリズムが速くなりがちで「ゆったり振ること」だった。

 ところがこの日の前半は39。実はコースに出たとたん、そのポイントを「忘れていました」。10番パー5で思い出すと、残り118ヤードからの第3打が見事にカップインしてイーグル。入るところは見えなかったそうだが、「3秒くらいして(観衆から)『入った』と…」。13番ではダブルボギーも、15番から残り4ホールで3バーディーを奪い、インは33だ。14番でパットのヒントをつかんだ。「それまで(グリップが)しっくりこないのでギュッと(強く)握っていた。もっとしっくりこないとどうなるのかな?と思って」グリップを緩めると、うまく打てたという。

 日々、成長と試行錯誤を続ける18歳だ。