7位に終わった石川遼(25=CASIO)は、自分の結果よりも大会全体の盛り上がりを喜んだ。

 最終日のギャラリー数は1万4417人。4日間トータルで4万5257人が押しかけた。「ナショナルオープンにふさわしい、すごくいい雰囲気でした。ほかの国にも誇れます。今まで出た試合の中で一番すごいと感じました」と言い「やっぱり、英樹が戻って出てくれたのが大きい。それだけ英樹のゴルフを見たい人が多かったんだと思います」。同じ米ツアーを主戦場にする同年齢の“盟友”松山英樹に対する感謝の言葉を述べた。

 「やはり日本選手が海外の高いレベルで活躍して、日本に戻るという形が与える影響は大きい。英樹だけじゃなく、僕も含めてもっと多くの選手が海外を目指すことが、日本ツアーにいい影響を与えると思う」と持論を展開した。

 一方、自分のゴルフにも手応えを得たようだ。「初日の出遅れが大きかったと思うけど、全体的に修正ができて、実際、昨日より今日の方がいい内容だった」。20日開幕の米ツアー競技・CIMBクラシック出場のため、17日に開催地マレーシアへ出発する。