谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)が9アンダー62で首位発進した。前日に導入した新アイアンが好感触で、1イーグル、7バーディー、ノーボギー。62は本大会史上最少ストロークタイ、自身のベストスコアも1打更新した。先週の日本オープン終了時点で賞金ランク1位から2位に後退したが、すぐに“逆襲”が始まった。

 谷原は新アイアンの威力にご満悦だ。今季メジャー3戦に出て、高弾道の球を追求していたところ、新兵器は「球の高さが1番手違う。距離も出る」というすぐれもの。楽に球が上がってピンに絡みやすくなり「気分も乗ってきます」。4番では残り137ヤードの第2打をピッチングウエッジで直接カップインさせてイーグルを奪った。初の賞金王を狙うと同時に、世界ランクを上げるため来週はHSBC選手権(中国)に出る。「(松山)英樹と(池田)勇太と3人でマスターズに出たい」と、賞金王争いではライバルの池田にもエールを送った。