比嘉真美子(23=ジブラルタ生命保険)が圧巻の65で70位から5位に急浮上した。

 7バーディー、ノーボギーでこの日のベストスコアをたたき出し「ピンチは2、3回ありました。5番で5メートルのパーパットが入ったり、7番も下りスライスの1・5メートルを入れたり…」と言いつつ、表情は明るい。

 8月末のニトリレディースでその時点の今季ベストフィニッシュ14位となった後、4位が2度。ようやく上昇気流に乗ったが、要因の1つはパットにある。9月中旬のマンシングウェア東海クラシックでパターをピン型から、ツーボールタイプ(フェース後方にボール2個分の円がデザインされたもの)に替えた。

 「替えるなら全然タイプが違うものにと思って。それから新鮮な気持ちでパッティングできるようになった」という。ツーボールを選んだ理由は「(世界ランク1位の)リディア・コも使っているから」で「パットのうまい人が使っている印象で…茂木さんもそうだし…」と少し恥ずかしそうに笑った。パットはイメージが大切なだけに、大きな効果があったようだ。