2打差3位から出た山下和宏(42)は3バーディー、4ボギーの72で5位に終わった。

 前日にアプローチの復調を明かした通り、1番ではグリーン奥からチップインバーディー。ただ、2番では3パットボギーとし、波に乗れなかった。2番のグリーン上について「ファーストパットをショート。パーパットで大きいスパイクマークが2つあって、普段なら気にならないのでしょうが、意識過剰になって強く打ちすぎた」と振り返る。

 この日は風が強まる難条件で「ちょっと守った感じ」になって「アプローチとパットがショートめになった。前向きになりきれなかった」と悔やむ。通算11度目の最終日最終組で、悲願の初優勝はならなかった。それでも「浮き足だったりもしなかったし、大崩れしたわけでもない。まだまだやれるといい方にとらえていけばいい」と、ホールアウト後は前を向いた。