ツアー初優勝を狙う堀琴音(20=東芝)が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、3アンダーで黄アルム(28)申ジエ(28=ともに韓国)テレサ・ルー(29=台湾)と並ぶ首位発進となった。

 3番で3オン3パットのダブルボギーをたたいたが、その後取り返した。7、14、16番と3度のチップインバーディーを決め「1日3回は初めてです。すごいビックリしました」とニッコリ。「7番は入れにいったけど、あとの2つは難しかったので、寄ればいいなと。入って良かったです」と声を弾ませた。

 何度も迫りながら逃してきた初優勝。「いろいろ考えたんですけど、最終日にスコアを崩すこと、最終日に伸ばせないのが一番の課題かなと。何で伸ばせないのかを考えると、どこか崩れてしまうと、全部崩れてしまう。そこを直さないと」と分析している。

 苦い思いを繰り返し味わってきた分、緩む気配はない。「今日はチップイン3回でラッキーなのもあったけど、短いパットを2回くらい外している。もう少し、ショートパットを決めて打つようにしないといけない。しっかり修正して明日に臨みたい」。冷たい雨が降る中、パッティンググリーンへ向かった。