松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(25=CASIO)の日本は4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73で回り、1オーバーで首位スペインと4打差の10位となった。

 1つのボールを交互に打つフォアサム形式。スタートは不穏だった。偶数ホールのティーショットを担当した石川が2番パー3で右のバンカーに入れてボギー。続く3番でも石川の第2打がバンカーへ。連続ボギーをたたくと、6番では松山がショートパットをミスしてダブルボギー。バーディーが欲しいパー5の8番では、石川がこの日最初のドライバーショットを大きく左へ曲げてスコアを伸ばせなかった。

 松山が「ペースをうまくつかめた感じ」と振り返ったのが10番パー4。石川が第1打をアイアンショットでフェアウエーに運ぶと、松山が残り112ヤードの第2打を鋭いバックスピンでピンそば1メートルにつけてバーディー。続く11番も石川が「英樹のアプローチが大きかった」と話したように、松山がグリーン奥からうまく寄せてパーをセーブした。

 15、16番では石川のパターがさえて連続バーディー。松山も「パッティングに不安があったので、それで足を引っ張ってしまいましたけど、うまく最後、遼が長いのを続けて入れてくれたので助かりました」と感謝した。

 第2日はそれぞれが1つのボールをプレーし、いいスコアを採用するフォアボール方式。第3日に再びフォアサムが控えるだけに、松山は「明日のフォーマットで、どれだけ自分のペースをつかんで明後日に生かせるか。お互いもう少しずついい状態になれば、かみ合うと思う。それを残り3日間のうちに出せたら、優勝のチャンスはある」と話した。