2人のうちホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール方式で行われ、松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(25=CASIO)の日本は7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算6アンダーの138で第1日の10位から8位に順位を上げた。

 一問一答は以下の通り。

 -振り返って

 石川 もう少し安定してチャンスにつけられれば良かった。チームのボギーはなかったですけど、僕がボギーを打ってしまうと、英樹も攻めていけなくなってしまう。自分はもう少しできたかなと思うところはあります。

 松山 あんまりいいところがなかったですけど、チームでボギーは無かったんで、それは一番良かったなと思います。

 -チームで今日7アンダー

 松山 2人で7バーディーは相当少ないですし、僕が3バーディー、遼が4バーディー。3バーディーは納得のいく数字じゃない。2人とも6バーディー、7バーディー取って、(バーディーのホールが)かぶってしまっても、10アンダー近いスコアは出せると思っていたので、自分のゴルフがふがいないと思います。

 石川 自分はボギーも出てしまったので…。やっぱり10番ですね。10番でセカンドの距離感をミスしてショートして、そこから先に3パットして…。英樹が難しい(バーディー)パットだったんですけど、真っすぐガツッと打っていけるようなシチュエーションを自分が作れていれば、取れたホールだったと思う。

 -(松山に)11番のチップインバーディー

 松山 あそこは遼も(第2打をグリーン右のバンカーに外して)簡単にパーを取れる状況じゃなかったので、まずボギーを打たないようにできたらと思っていた。そうしたら、うまくラインに乗ってくれた。ティーショットに(10番で短いバーディーパットを外した)いらつきをぶつけてフェアウエーに置いて、セカンドをミスしたそのイライラもちょっと解消されたかなと思います(笑い)。

 -(石川に)ティーショットが飛んでいた

 石川 ちょっと修正しようと思って、できた部分があったことはありました。(そのあたりは秘密?)話すと2時間くらいかかってしまうので(笑い)。

 -昨日に比べて良かったように見えたが反省点は

 松山 僕はいいところなかったです。(1番のフェアウエーを利用してバーディーを奪った)7番ホールくらいですかね。遼がちょっとピンチになったところで、しっかりバーディーでカバーできたので、そこくらいですね。

 -(石川に)同じく7番は1番のフェアウエーを狙った

 石川 そうでしたね、右を狙ったんですけど、いかなかったです(苦笑い)。

 松山 (石川は)あそこ(7番のフェアウエー)を狙ったんですよ!(笑い)。間違えちゃ、ダメです。

 石川 7番もそうだし、10番も11番も(松山が)常に安定感があるので頼りになりました。どちらかがボギーを打っても、どちらかがバーディーを取ればバーディーになるので、そこで勢いがつく。気持ちの切り替えがうまくできたと思う。

 -今日のフォーマットはプレッシャーが少ない

 松山 プレッシャーがないわけはないですよね。自分がミスをすれば相手に負担がかかりますし、逆に遼がミスすれば僕に負担がかかりますし、お互いがプレッシャーを持ってやっていると思います。まして日本代表として来ているので、そのプレッシャーは昨日までと変わらず持っている。ただ、自分のボールでティーショットを打って、セカンドを打ってという中でリズムは昨日よりつかみやすかったかなと思います。

 石川 こっちのフォーマットの方が気楽なのかと思いきや、そんなことはなかったですね。どっちがいいスコア出るかと言われればもちろんこっちなんですけど、プレッシャーがないかと言われると、変わらないと思います、正直。

 -調子が良くない中で「65」

 松山 お互い全然良くないですけど、その中でこの差(首位と6打差)でいられる。残り2日で自分たちの最大限のパフォーマンスを出せれば逆転は可能だと思うので、それをしっかり出せるように今からちょっと考えたり、修正したいなと思います。

 石川 今の順位はあまり気にせず(勝負は)最終日のバックナインだと思っているので、そこまでいい感じでいけるように、お互いに修正するところは修正して、自分のショットのクオリティーを高めていくしかないと思います。

 -今日もウエアの色がそろっている

 松山 たまたまです(笑い)。