2人のうちホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール方式で行われ、松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(25=CASIO)の日本は7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算14アンダーの274で6位となり、日本勢3度目の優勝には届かなかった。

 一問一答は以下の通り。

 -振り返って

 石川 (第2日と最終日の)フォアボールで7アンダー、7アンダー。2回とも、もっと伸ばせたなという感じの7アンダーだったので、(優勝できなかった要因は)そこかなと思います。

 松山 悔しいですね。次回もし出られるチャンスがあれば、また遼と一緒に組みたいと思いますし、その中で、お互い何かしら不安を持ってやっているんですけど、その不安が少しでもないような状態で挑めるような調整ができるよう、また次に生かしたいなと思います。

 -日の丸を背負って戦った

 松山 ちょっと気持ちばっかりがいきすぎた。もっと冷静にできるような技術があれば、足を引っ張らずに(チームを)引っ張っていけたのかなと思います。なかなか状態の上がらなかったパッティングで、チャンスにつけるからこそ、入れなければいけないというプレッシャーをすごく感じていました。

 -第2日と違い、前半の同じホールでバーディーパットを打つチャンスが増えた

 松山 4番、5番とかはいい流れでできたと思うんで、それをもっと続けていきたかったんですけど、8番で僕がバーディーパットを外した時点でちょっと流れが悪くなって、10番、12番(バーディーパットを)と外したせいで遼もなかなか乗っていけないような状態になってしまったので、そこが伸ばせなかった原因かなと思いますね。

 石川 英樹が言った通りですね。自分も8番で近いチャンスにつけないといけなかっと思うし、10番もそうです。ティーショットをいいところに打って、セカンドをもっと近くにつけられたと思うし、12番はセカンドでいいところまでいって、そこからアプローチをミスして(バーディーを取れなかった)…。12番の3打目とかは、余裕がなかった。寄せにいっちゃってる感じがあったというか、焦りはあったと思います。8番から(バーディーを)取れていなかったというのは。

 -結果にこだわった試合だった

 松山 遼と組んで優勝していたら、タラレバですけど、やっぱり日本の男子ゴルフ界をもっと変えられると思いましたし、それができなくてすごく残念ですけど、次のチャンスまでもっとお互いが頑張って、次は優勝できるように頑張っていきたいと思っています。

 -石川選手を指名して良かった

 松山 他の人を想像したことがないので、良かったも悪かったも、遼しかいないと思っているので。

 -これからは「個」の戦いに戻る

 石川 来週日本の試合に出場して、年明けからPGAツアーで頑張ります。今週英樹とプレーしたり、練習する中で、英樹にしか分からない感覚、そのレベルにしか分からない感覚があるんだろうなと思いましたし、そこに早くいきたいと思いました。

 松山 こういうコースでやっていく中で、まだまだ対応しきれない部分が多かったと思いますし、ちょっと状態が落ちた時にすぐに状態が上げられるような何かを、練習方法なり、探さないといけないと思います。プレッシャーのかかるフォーマットになった時、まだ自分を信じ切れていない。よりプレッシャーがかかるような場面でも打てるようなパッティングとショットを身につけていきたい。