首位から出た賞金ランク2位の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は5バーディー、3ボギーの68で回り、通算7アンダーの133でトップと2打差の4位となった。

 2番パー3でティーショットをピンそば10センチにつけるなど、スタートからいきなり連続バーディーを奪った。6、7番でも連続バーディー。「あの勢いでぶっちぎりたかった」。9番で今大会初のボギーをたたいて以降は伸ばせなかったことを悔しがりつつ「決勝でやればいいだけ。いい位置だと思う」と冷静だった。

 逆転賞金王には勝つしかない状況。ショットには手応えを感じている。「ラインがなかなか合わない」とパットへの不満を隠さないが、もともとツアー屈指のパット巧者。グリーン上で本来の力を発揮すれば、勝機は十分にある。