第3ラウンドが行われ、史上最年少の17歳で日本女子オープン選手権を制してプロに転向した畑岡奈紗は4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算14アンダーの202で前日のトップタイから単独首位に立った。2位の米国選手とは1打差。

 前半は第2ラウンドまで良かったショットがばらつき、パー5の9番でボギーをたたくなどしたが、後半はパットの安定感が光った。

 11番と15番でスコアを伸ばすと、17番ではピンまで約10ヤードの短いラフからパットでねじこみ、後半3つ目のバーディーを奪った。畑岡は「私はウエッジと思ったが、コーチの指示でパターにした」と言い、キャディーを務めたジョーンズ・コーチの助言を生かした。

 第4ラウンドで70位以内に入れば4日の最終ラウンドに進み、上位20選手が来季の大半の試合に出場できる。2005年の宮里藍以来となるトップ通過も見えてきた。畑岡は「残り2日も60台を目指したい」と力強かった。