大会連覇へ、日本の4組が全勝発進した。ペアが1つのボールを交互に打つフォアサムで、大山志保(39=大和ハウス工業)鈴木愛(22=セールスフォース)組が韓国のエースペア、申ジエ、コ・ジンヨン組に1アップで競り勝つなど、全4戦で勝ち点2を奪った。今日3日はフォアボール(ペアが別のボールを使い、よいスコアを採用)で行われ、4日の優勝決定戦、3位決定戦を前に、上位と下位の振り分けが決まる。

 39歳大山と22歳鈴木の17歳差ペアが、日本を全勝に導いた。「相手が“最強チーム”だから、私たちがキーになる」(大山)と腹をくくり、16番パー3(140ヤード)で大山がピン1メートルにつけ、鈴木が確実にバーディーパットを決め、1アップで勝利を手にした。夏場から鈴木がラブコールを送っていたペア。ラウンド中は鈴木が「お姉さん、早く結婚しなきゃ」と大山を“いじる”など抜群のチームワークを見せた。

 ▼第1日成績 (1)日本8点(4勝)(2)欧州4点(2勝)(2)韓国4点(2勝)(4)オーストラリア0点(4敗)

 ◆ザ・クイーンズ 日本、韓国、欧州、オーストラリアの4ツアーによる団体戦。今回が第2回。各ツアー9人が出場。マッチプレー方式で、勝ち=2点、引き分け=1点、負け=0点。第1日をフォアサム(ペアが同じ球を交互に打つ)、第2日をフォアボール(ペアが別の球を打ち、よい方のスコアを採用)で争う。総得点の1位と2位が最終日に、得点をリセットしてシングルスで戦う優勝決定戦、3位と4位が3位決定戦を行う。