朴相賢(33=韓国)が劇的なツアー初優勝を飾った。

 最終18番(227ヤード、パー3)で首位に立っていたのは同組の小平智(27=Admiral)。13アンダーで、朴より1打リードしていた。

 12アンダーの朴は18番のティーショットをグリーン右へ外し、一方の小平はピン左15メートルの位置にワンオンさせた。

 ところが朴は2打目をチップインさせて、バーディーを奪い、派手にガッツポーズ。13アンダーで小平と並んだ。

 プレッシャーのかかった小平は15メートルのパットを寄せきれず。続く約2・5メートルのパーパットも失敗。この瞬間、朴の逆転初優勝が決まった。

 また2位に入った池田勇太(30=日清食品)の初の賞金王も確定。獲得賞金は2億790万1567円で、伊沢利光の男子ツアー年間最高賞金2億1793万4583円には届かなかったものの、自身初の大台に乗せた。