最終ラウンドが行われ、史上最年少の17歳で日本女子オープン選手権を制してプロになった畑岡奈紗は4ボギー、1ダブルボギーの78と崩れたが、通算5アンダー、355の14位で出場権を獲得した。19位までの上位20人が来季の大半の試合に出場できる。

 5日間の厳しい戦いを無事に乗り越えた畑岡は「すごく苦しかった。10年ぐらい寿命が縮まった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。トップの米国選手は通算13アンダーで、19位は4アンダーだった。

 4位から出た最終日は重圧を感じながらのプレーが続いた。9番からショットもパットも乱れて4連続ボギーをたたき、14番では第1打を曲げてダブルボギー。「どうやったら悪い流れを止められるか分からなかった」と話したが、15番以降はパーをセーブしてしのいだ。「まだ自分に甘さがある。あらためてゴルフの厳しさを学んだ」と自らを戒めた。

 来季ツアーは来年1月下旬に開幕する。