米女子ゴルフの最終予選会で14位となり、日本女子最年少で来季フル参戦の出場権を得た畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高)が7日、成田空港に帰国した。10月の日本女子オープンを制してプロ転向、米ツアー切符をつかんだ16年を「今までで一番いい1年だったと思います。想像していなかった」と総括。今月下旬からはマレーシアで年越し合宿を予定し「課題は(パットも含め)ショートゲーム。飛距離もあと15ヤードくらい伸ばしたい」と貪欲だ。

 年明けの帰国後は2つのプランでシーズンに備える。1月下旬の開幕戦ピュアシルク・バハマ・クラシックは出場人数が若干絞られており、出られるかは流動的。2月中旬の第2戦、ISPSハンダ女子オーストラリア・オープンに照準を切り替え、早めにオーストラリアへ渡る可能性もある。開催コースはナショナルチームで指導を受け、予選会のバッグを担いでもらったガース・ジョーンズ氏の“お膝元”。「コーチの本拠地でもあるので、そこで優勝できれば、恩返しになると思う」と力が入る。

 「世界ランク1位」という長期目標に向けた第1歩となるルーキーイヤー。言葉の壁に対する不安はあるものの「楽しみが7割。賞金シードを取って、できれば1勝できるように」と意気込んだ。【亀山泰宏】