今年10月の富士通レディースでツアー初優勝を飾った女子ゴルフ界きってのモデル系、松森彩夏(22=スターツ)が、さらなる増量を目指す。

 松森は10日、新宿・小田急ハルクスポーツで行われた、アディダスゴルフ主催のトークショーに登場。今季開幕前から本格的にウエートトレを導入し、食事も低脂肪高タンパクの肉や、就寝前のみたらし団子やおにぎりなどで、50キロから55キロに増量したことを明かした。

 その上で「まだゴルフ界の中ではひょろひょろでか弱く見える。TOTOジャパンクラシックで世界の選手と回ってみて、自分はまだまだ弱い部分があると、すごく感じた。体を強くしたい」とさらに体重を増やすことを誓った。

 しかも「ただ太るだけでなく筋量を増やしたいんです。体脂肪を増やさずに、体が大きくなれば。5キロ増やして60キロくらいになればアスリート体形として良いと思う」という。

 その決意は本物だ。ビジュアル系ゴルファーとして絶大な人気を誇るが「私は太ると顔に出るタイプ。いくら筋肉を増やすといっても、最初は顔に出ちゃうと思う。でもデートの予定もないので(笑い)。もちろん(ビジュアル系と)言っていただくのはうれしいですけど、アスリートとして勝負したい。勝負の世界で生きていくのに必要なものはしっかり取り入れていきたい」と意気込んだ。

 今季は平均パット数が1・8276で35位。「そこをしっかり上げれば賞金ランクも上がってくる。パット・イズ・マネーというくらいですから」。このオフは増量+パッティング改善に取り組み、来季は複数回優勝するのが目標だ。