今季、主にパンツスタイルでプレーしていた女子ゴルフの森田理香子(26=リコー)が、来季はスカート姿を大々的に取り入れる。

 11日、新宿・小田急ハルクスポーツで行われた、ウエア契約するand per se(アンパスィ)のトークイベントに参加。「スカートとハイソックスの合わせとか、もう少しそういうのもやっていきたい。ズボンが好きなんですけど、いろんなウエアを表に出せたら」と話した。

 2日終了の最終QTで79位に沈み、来季は下部ツアーにも出場する。どん底の状態でも応援してくれるスポンサーの売り上げに貢献し、ファンに元気なところを見せるためのスカート姿だ。

 「期待されているということも、昔は感じなかったんですけど、今は期待もすごく感じる。そこを自信にして、来年はバーンと上に上がれると思います」。周囲への感謝を忘れずに、再浮上を目指す。

 ゴルフはメンタル面が重要なスポーツ。自ら「メンタルが弱い」という森田も、これまでさまざまなことを試してきた。ゴルフのことを考えすぎないように趣味を持とうと、昨年から今年にかけて乗馬クラブに通い、読書の時間には自己啓発の本も読んでみた。ただ、乗馬はすぐに行かなくなってしまい、自己啓発の本も「読んでも『分かってるもん』って思ってしまう」という。

 それでも「クラブもすごく良いものを使わせてもらっているし、ウエアも良いのを着させてもらっている。自分がやらなきゃいけないことは技術の部分。精神的にも弱いから、もっともっとずぶとく生きていかないといけない」と決意は固い。「変えられるのは自分と未来」という言葉を胸に、来季へ立ち向かう。