女子ゴルフでオンワードホールディングスに所属する菊地絵理香(28)と成田美寿々(24)が11日、都内のホテルでメディア向けの撮影会を行った。2人ともあでやかな振り袖に身を包み、新年の意気込みを語った。

 年末年始を地元北海道で過ごした菊地は、元日からトレーニングで汗を流したという。ラウンドするのは2月に入ってからというだけあって、1月中はランニングを中心に体をいじめ抜くつもりだ。

 「感覚も大事ですけど、韓国の選手たちのように機械的にというか。とにかく下半身がまったく動かない。日本人はおしりが動きすぎる傾向にあるのかな。見ながら、勉強しながら、でも追い越す気持ちは忘れずにやっていきます」。

 終盤戦になっても韓国人選手のように下半身を安定させ、マシンのようなスイングをするため、現在はダッシュを中心に肺活量を上げるトレーニングをしているという。

 一方、年末に青木瀬令奈とともにハワイに行き、リフレッシュしてきた成田は「去年勝てなかった分、今年は上乗せして勝ちたい」。5年ぶりに優勝なしだった昨年の借りを返す意気込みは十分だ

 昨年12月にはパッティングコーチとして南秀樹プロと契約。10日まで香川・高松で同コーチのもと、パッティング漬けの日々を送ってきた。

 菊地、成田ともに東京五輪の強化指定選手。成田は「2020年に向け、じゃあいつ賞金女王になっていないといけないのか。来年はマストで(絶対に)なっていないといけない。今年はその争いに絡めるように。そういう階段を上っていきたい」と話した。