第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、雷雨により約3時間30分の中断があった影響で、予選通過77人のうち32人が競技を終えられなかった。世界ランク7位のアダム・スコット(36=オーストラリア)が5ホールを残して通算8アンダーで暫定首位に浮上。日本勢では、3ホールを残す谷原秀人(38)4ホールを残す小平智(27)がトップグループに1打差で続いた。

 優勝候補の元世界NO・1スコットが本領発揮だ。05、06年に大会唯一の連覇を果たすなど、この試合が日本ツアーに組み込まれる前に3度優勝。「(大会初Vは)もう10年以上も前ですが、このコースでは全てがうまくいく気がしますし、いつ来てもいい」とほほ笑んだ。世界で27勝を挙げた男も日本ツアーは未勝利。得意コースで日本勢の前に強敵として立ちはだかる。