ヤマハは23日、女子ゴルフの有村智恵(29=日本HP)大山志保(39=大和ハウス工業)ユン・チェヨン(29=韓国)、男子ゴルフの今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)弓削淳詩(25=吉川カントリー倶楽部)とクラブ契約を結んだことを発表した。

 ツアー通算13勝の有村は昨年4月地元で発生した熊本地震後に米ツアーから撤退し、日本ツアー復帰を目指すことを表明。昨年12月の最終予選会で17位となって今季フル参戦を決めている。「ゴルフを始めてから使い続けていたブランドを、初めて替えることになりました」とした上で「(日米で未勝利だった)これまでの数年間をへて、大改革をしないと勝てないなという気持ちがあった。今年で20代が終わるというのもあり、日本に帰ってくるというのもあり、何かを変えるなら、このタイミングかなという気持ちも強かったです」と経緯を振り返る。

 ヤマハの決め手については「初めて打った時の『打音』がビビッと来た」と説明。また、現在取り組んでいるスイング改造とも関連しているという。「(トップも)どんどん低くして、低いところを通して打つことを心掛けています。高いところまで上げることによって、クラブが寝て入りやすい傾向があった。低くすることでクラブが寝ずに、立った状態で入ってくる。自分の今のスイングに合ったクラブを使うことによって、どんどんいい結果を出せると思う」とうなずく。

 まずは3月2日から始まる開幕戦ダイキン・オーキッド・レディース(沖縄・琉球GC)に出場予定。前日にはニューバランスジャパンとのウエア、シューズ契約も発表されたばかり。「2012年以降、勝ち星から遠ざかっている。とにかく勝ちにこだわってやっていきたい。自分の中ではいろんな意味で改革していますし、新しい気持ちで今年からやれる。すごく楽しみです」と笑顔で手応えをにじませていた。