プロとして米女子ツアー3戦目を戦う畑岡奈紗(18=森ビル)が危機一髪のピンチを幸運に変える。第2日は激しい雷雨のため、全選手がプレーを終えられなかった。5番まで2ボギーをたたいていた畑岡は今日25日、心機一転、好スコアを狙う。

 畑岡が6番のティーショットを打った直後、雷の音が激しくなり、この日2度目の中断となった。6番グリーン付近の売店にいた畑岡の母博美さんらの目の前でドカーンという音とともに続けざまに落雷。そのうちの1回がフェアウエー横の木を直撃した。数十分前に畑岡が立っていたすぐ近くだった。ただ当の畑岡はその時、クラブハウスでリラックス。計約4時間待たされた末の打ち切りにも「2オーバーしているのでまあ良かったです。明日は集中力を切らさないようにしたい」と今日25日を見据えた。【千葉修宏】