昨季米ツアーで2勝を挙げ、賞金ランク11位の122万8319ドル(約1億4100万円)を稼いだ野村敏京(24)が通算イーブンパー288で、45位でフィニッシュした。

 その他の日本勢、畑岡奈紗(18=森ビル)、宮里藍(31=サントリー)はいずれも通算3オーバー291で56位だった。優勝は2位に5打差の22アンダーと独走した梁熙英(韓国)だった。

 野村は第4Rは4バーディー、4ボギーとスコアは伸ばせなかったが、第2Rまでの貯金にも助けられ、何とかオーバーパーだけは避けた。

 この日は最高気温31度、湿度71%の蒸し暑さ。さらに野村は、劣悪な!? 環境にも耐えた。

 ペテルセン(ノルウェー)、マシュー(英国)とラウンド。すでに優勝争いから外れている組ということもあり、ギャラリーは大声でぺちゃくちゃ。ローラーシューズをはいた子供がコンクリートのカート道をガラガラと走り続け、集中力を削いだ。

 それでも「子供だからしょうがない」と開き直ってプレー。インスタートの後半7番ではティーショットがフェアウエイ中央の木に当たる不運もありボギー。それでもなんとかイーブンに留めた。

 この日は前日25日に日没サスペンデッドで消化できなかった第3R残りを含めて21ホールをプレー。「暑かったです。早く次の場所に行きたい。今までで一番疲れたし、一番暑いし、一番悪かったね。はは」と苦笑いでコースを後にした。