石川遼は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算1アンダーの279で37位となった。

 3番でロングパットを沈めてバーディー先行も、続く4番でボギー。5番パー3はグリーンを大きくショートしボールが見つからず、紛失球となってダブルボギーをたたいた。グリーンを外した7番は、ラフからのアプローチが寄らずボギー。ショットが安定した後半は11番でバーディーを奪ったが、チャンスを決めきれなかった。

 強い風の中でのプレー。4日間で唯一となるオーバーパーでのラウンドだった。「厳しいコンディションでしたけど、内容も良くなかった。もう少しいいスコアでプレーできたと思うけど、練習してきたことがコースでできたこともあるし、収穫もあったと思う。ドライバーは予選から比べると良くなった。ショット、ロングゲームが大事になるコース。(それは)自分の課題でもある。アイアンをもっと良くできれば、数字にもつながると思う」と振り返った。

 次戦はバルスパー選手権(3月9日開幕、フロリダ州イニスブルック・リゾート)を予定。「特に何かを変えたりする必要はないと思う。今やっていることを続けていって、少しずつでも精度を上げていければ」と話した。

 単独首位から出たリッキー・ファウラー(米国)が通算12アンダーで2位に4打差をつけて逃げ切り、今季初優勝となるツアー通算4勝目を挙げた。