女子ゴルフツアーの今季第2戦、ヨコハマタイヤPRGRレディースが10日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で開幕する。

 「15歳293日」のツアー最年少優勝記録を持つアマチュアの勝みなみ(18)は9日、開催コースで練習。今季の自身ツアー初戦に向け、調整を終えた。

 今季のプロテスト挑戦を予定しており、15年の日本女子アマ優勝、日本女子オープン・ベストアマなどの資格で、5~6月に行われる2次からの受験となる。「でも、理想は(ツアー)優勝して即プロ転向」だ。

 夢プランへ、すでにツアー7戦の主催者推薦出場が決まっている。今大会からヤマハレディースまで4週連続で、4月14日開幕のKKT杯バンテリンレディース、同28日開幕のサイバーエージェント、6月16日開幕のニチレイレディース。「それ以外もお話をいただけたら、どんどん出るつもり」という。

 3月1日の鹿児島高卒業式までは、ゴルフ以外で強行スケジュールだった。自動車免許を、1月中旬に教習所入りして2月27日にめでたく取得。その間もゴルフ仲間と大阪旅行を楽しみ、USJ、吉本の笑いの殿堂NGKへ。中学、高校の友人と食事に行ったり、おしゃべりしたり…。「もうメチャクチャ遊びました。すっごい楽しかったです」と笑った。

 ツアープロになれば、おそらく経験できない“普通の女の子の春休み”を楽しみ、ここから“本業”だ。「オフの間、練習は1日1時間ぐらい。ラウンド練習は今年に入って3ラウンドだけ。こんなに練習せずに臨むトーナメントは初めてかも…」と苦笑いするものの、今大会も「やるからには優勝目指して頑張ります」。女子高生でなくなった勝みなみの戦いが始まる。