世界ランク4位の松山英樹は1バーディー、5ボギーの76でスコアを落とし、通算2オーバーの290で45位となった。マスターズ(4月6日開幕、米ジョージア州)前最後のストロークプレーはショット、パットともに苦しみ、危機感がありあり。今週の世界選手権シリーズ、デル・マッチプレー(22日開幕、米テキサス州)で復調のきっかけをつかむ。通算11アンダーのマーク・リーシュマン(33=オーストラリア)が、逆転で5シーズンぶりとなるツアー通算2勝目を挙げた。

 松山は10、11番で連続してグリーンを外すと、イライラが頂点に達した。「最後の方は結構、気持ちが切れていた部分があった」。出場していなかったトーマス(米国)を抜いてポイントランク1位に返り咲いても「(前向きになれる要素では)ないですね、全く」。マスターズまで残り1試合という状況が、気持ちに拍車を掛ける。「ちょっとしっかり考えないと、次もないかなという感じ。ちょっとしたきっかけで2日目みたいに良くなることもあるかもしれないので、練習していけたら」。大一番まであと2週となった。(オーランド=亀山泰宏)