2年連続賞金女王イ・ボミ(28=韓国)が、13年伊藤園レディース以来3年4カ月ぶりの予選落ちを喫した。通算4オーバーの62位でカットラインに1打及ばなかった。

 この日は43位スタートから、76とスコアを落とした。荒天のため、フェアウエーや芝を刈り込んだエリアに限って、ローカルルールの「プリファード・ライ」(球を無罰でピックアップし、ふいた後で1クラブレングス以内のライからプレーできる)が採用されていた。ところが、最終9番パー4の第2打地点でラフにもかかわらず、同ルールに準じた措置をとろうとして、1罰打を受けてボギーになった。最終的には、このミスが響いた。

 「フェアウエーで何回か(プリファード・ライの)処置をしていたので、勘違いしてしまった。頭も(疲れて)クリアじゃなかったし…」。来週から2大会を休み、米国で30日開幕のメジャー・ANAインスピレーションに出場する。「今の調子では予選を通っても、最終日はいいプレーができなかったと思う。場所も(日本から)変わるので、そこでチャレンジしてきます」と気持ちを切り替えていた。