米男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズ(6日開幕、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)の開幕前日練習が4日(日本時間5日)に同コースで行われたが、雷雲接近の影響により今週2度目のコースクローズとなった。

 谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は午前7時30分頃から練習場で打ち込んだ。コースは回らず、2時間ほどショット、アプローチの感触をチェック。練習終了直後に1度目の中断となったため、いったん引き揚げ、家族とともに毎年恒例のパー3コンテスト出場に備えて再びコースを訪れたが、スタート前に2度目の中断。60年にコンテストが始まって以来初の中止が決定した。白いつなぎに着替えた絢香夫人、長男悠人くんとのプレーを楽しみにしていただけに「残念ですね」とガックリだった。

 それでも、本番に向けた準備は完了した。予選ラウンドは生涯グランドスラムがかかる世界ランク2位ロリー・マキロイ(英国)、今季初優勝を飾ったスペインの新鋭ジョン・ラームと同組。「ヤバイですね。グランドスラムを狙ってる選手と今年出てきたイケイケの兄ちゃんと、随分年を取ってやってきた38歳。いろいろあっていいんじゃないですか」と笑わせる。

 10年前の初出場を振り返れば「(緊張)してたと思いますよ、やっぱり」。2度目の開幕を目前に控え、変化を実感している。「年とともに、あんまり高ぶりも少なく(笑い)。落ち着いて、明日から思う存分、楽しめたらいいなと思います」と自然体で挑む。

 池田勇太(31=フリー)は、練習を始めようかというタイミングで1度目の中断を迎えた。パー3コンテストへの出場を予定していたこともあり、練習が再開されたタイミングで調整を行った。