女子ゴルフツアーのスタジオアリス女子オープンが7日、兵庫・花屋敷GCよかわC(6293ヤード、パー72)で開幕する。賞金ランクで現在日本人最高4位につけるルーキー川岸史果(22=加賀電子)は6日、プロアマ戦に出場した。

 絶好調娘の口調は明るい。賞金ランク1位アン・ソンジュ、同2位全美貞、同5位渡辺彩香と同ランク上位5人中3人が欠場。自分より上位選手が先週優勝の同3位イ・ミニョンだけ、2年連続賞金女王イ・ボミもいない。選手層が薄く、ツアー初優勝の期待がふくらむ。「チャンスがあるかな、と思っています。3日とも雨の可能性があるし、そうなれば(他の選手より)キャリーで距離を稼げるし」と声を弾ませた。

 昨年4度目の挑戦でようやくプロテストを突破した男子プロ川岸良兼(50)の次女が、いきなりDNAを覚醒させつつある。今季出場全5戦で予選通過、トップ10が2、3位を含めて3度。獲得賞金は2021万3000円となり、早くも来季シード権の目安となる“大台”を突破した。

 「2000万円を超えたからといっても、もともとガツガツいく方じゃないので、プレーはそれほど変わらないと思います。それより、気を抜かないようにしないと」

 今週はいつも帯同してくれている女子プロの母、喜多麻子(50)が今季初めていない。「なんか『たまには家のこともしないと』と言ってました。影響はありますね。車の運転とか、しなきゃいけないことが増えるので」。そう言うながら、夕食は1人で定食屋に入って食べるなど、たくましさは十分。堂々とツアー初優勝をとりにいく。